水川千春 / 久遠みさき 二人展New Japanese Inpression
当サイトでコラムを書いてくださっている、友川綾子さん主催のgallery ayatsumugiによる素敵な展示のお知らせです!
水川千春 / 久遠みさき 二人展
New Japanese Inpression
2022年1月15日(土)〜1月23日(日)
*1月14日(金)18:00〜 Reception party
時間:12:00〜19:00 (月休)
場所:水天宮スタジオ(東京都中央区日本橋人形町2-1-9)
日比谷線人形町3分、半蔵門線水天宮前1分
主催・企画:gallery ayatsumugi
協賛:合同会社クリエイティブブリッジ
場所を持たずに活動するgallery ayatsumugiは、初の展覧会として、
水川千春、久遠みさきによる二人展「New Japanese Inpression」を開催します。本展は土地や環境からインスピレーションを得て制作するアーティストによる二人展です。
江戸期に日本で子どもの遊びとして親しまれていた「あぶり絵」を、土地の海水で描くアーティスト水川千春は、地域芸術祭やアートプロジェクトの文脈で10年以上活躍し続けている実力派です。
自身の作品を「SUMI TAO ART」と称し、墨で抽象画を描く久遠みさきは、長年心理の分野でカウンセラーとして活躍。パラレルキャリアとして、自らの深層心理と環境からのインスピレーションをもとに即興で表現する手法「プロセスアート」を体現します。
新春の水天宮で、大いなる自然を感じられる作品の数々をお楽しみください。
Artists
水川千春(みずかわ ちはる)
美術作家
主な作品は「あぶりだし」の作品で、素材には、自身の残り湯、温泉、雨、川、海などの「水」と「火」が使われる。描いている時は、透明で目には見えないが、各地で採取したその水をつけて筆で描き、火で炙り出すことにより、水の中の成分が焦げ出て色になって、紙の上に絵が浮き出てくる手法。もともとは年賀状などで使われる、日本の遊び文化であったあぶりだしを、作家が独自に技法として昇華させた。その他、風呂の残り湯でつくられる、生のジュエリーシリーズなど。ライブであぶりだすパフォーマンスや、舞台背景、音楽とのコラボも行う。
https://www.instagram.com/mizukawachiharu/
久遠みさき(くおん みさき)
プロセスアーティスト/心理臨床家
25年に渡り深層心理学を礎に医療や教育現場などで心理臨床を継続する傍ら、心理学の枠を超えてシャーマニズムやスピリチャリズムにも関心を寄せる。心的次元のさらに内奥にあるたましいの次元での自身のロンギング(切望)についても探究を続ける中で、大自然のフィールドとつながり、そこで湧き上がってくる身体の動きに身を委ねつつ、制作過程で自我のコントロールを超えて生じる事象も「意味ある偶然」として包含していく「プロセスアート」の着想を得る。以後、2014年より米国オレゴンコーストを中心に、南米アマゾンの森やパレスチナ・オリーブの丘、福島の磐梯山など、国内外のインスピレーションを感じるに場所に赴き、制作を重ねる。書に親しんでいたことから、墨と和紙を用い、現地で出合った植物や流木、海水などを使って、自らが筆となり、その瞬間に起きるプロセス「タオ」に従って即興的に創作する手法をSUMI TAO ARTと名付け、活動を展開中。たましいを踊らせながら地球と遊んでいる。