2020年芸術の秋:開催中の現代アート展@関東
今開催中の現代アートのインフォメーションを不定期で紹介していきます。
ピンと来るものがあれば、ぜひチェックしてみてください。
Mini report by Sotaro Iwabuchi
Edit by MILA Gallery
1.「我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである」展@草間彌生美術館
「フラワーオブセッション」2020
入室の際に造花か花のステッカーを貰い、好きな箇所に貼っていく参加型の作品。
7月にスタートしたばかりなのでまだスペースがありますが、2021年3月に会期が終わる頃には凄いことになるでしょうね。
草間彌生さんの歌を初めて聴きました。
「歌わせていただきます」と言って始まるそれは日本語の歌詞ですが、シャンソンの様でもあり、歌で伝承する民族音楽の様でもありました。
2010年のビデオ作品なので気になる方はYoutubeでも観る事が出来ます。
会場 | 草間彌生美術館 |
会期 | 2020年7月30日(木)~ 2021年3月29日(月) |
開館日 | 木・金・土・日・月曜日および国民の祝日 |
休館日 | 火・水曜日、年末年始の休館:2020年12月28日(月)~ 2021年1月7日(木) |
開館時間 | 11:00〜17:30 |
観覧料 | 一般 1,100円(税込) 小中高生 600円(税込) |
公式サイト | https://yayoikusamamuseum.jp/home/ |
2.アリシア・クワデ 「ペトリコール」@ケーニッヒ・ギャラリー
ポーランド出身でドイツを拠点に活躍するアーティスト、アリシア・クワデの個展。
最近までこんなに広くて素敵なギャラリーが銀座にあると知りませんでした。
MCMの店舗に入り、すぐ右手のエレベーターで6階に上がります。
写っている鏡の向こう側には、鏡写しと同じ形の実体があり、色やテクスチャーが異なっています。
これをよく見ると本物の岩石は一つだけで、テクスチャーの異なる一連の物体は岩石を元に人為的に作られたものだと分かります。
もう一人の自己が鏡の向かう側にいる様に感じても、自己はただ一つという事でしょうか。
※会期終了しました。
アーティスト | アリシア・クワデ |
会場 | ケーニッヒ・ギャラリー |
会期 | 2020年07月10日 ~ 2020年09月06日 |
料金 | 無料 |
公式サイト(英語) | https://alicjakwade.com/ |
3.五木田智央「MOO」@タカ・イシイギャラリー
直前に事前予約制と知り急いで予約。人気の展示なので人数制限がされています。
五木田さんといえばモノクロームのイメージですが、3月に初めてイタリアでカラー作品を発表して以後、国内初のカラー作品による個展だそうです。
幸せそうに佇む2人は色もとても綺麗ですがちょっと不思議な姿。
手術の後遺症で人の姿が異形に見えてしまう青年が登場する手塚治虫の漫画「火の鳥復活編」を連想しましたが、この絵の世界では至って普通という感じが良いですね。闇を感じつつも、飾りたくなる明るさがとても魅力的です。
※会期終了しました。
アーティスト | 五木田智央 |
会場 | タカ・イシイギャラリー(complex665) |
会期 | 2020年8月28日(金)- 9月26日(土)*8月28日(金)のみ12:00 – 16:00営業 |
注意事項 | アポイントメント制にて開催 |
サイト | https://www.takaishiigallery.com/jp/archives/23121/ |