【Seeds of the art Vol.5】 久高島の画家・山崎紀和 / ニライカナイ・魂からの幸せな創作
先日、突然予期せぬ理由で沖縄へと向かうことになりました。
人生は時に予想外のギフトの様な体験が起こります。
それはサプライズに満ちた祝福や体験の贈り物となって、本人の心と体と魂を素直に喜ばせその体験によって変化・成長を促してくれます。
今回は、そんな嬉しい旅の最中に偶然出逢えた素敵な画家さんをご紹介します。
彼の名前は山崎紀和さん。
山崎さんの作品との出逢いは、久高島に向かうための安座間港の売店でした。
ポストカードや、久高島の地図などで山崎さんの作品に目が止まり、その独特な世界観に直ぐに引き込まれました。(画像参照)
山崎さんは久高島在住の画家さんです。
久高島は沖縄本島南部に位置します。琉球王国の聖地である斎場御嶽(世界文化遺産)からも古代より祈りを捧げていたのが神の島である久高島です。久高島を訪れたことのある方なら島で体感した時の感覚で直ぐにわかる方も多いと思いますが、そこには「祈り」という意識が島民の心にしっかりと根付き、現代の暮らしにも自然に溶け込んでいます。そこには神と自然への畏怖の念が生きて存在し続け、聖地とは何たるかを理屈抜きに感じさせてくれます。
きっと山崎さんは久高島の日々の暮らしの中で島の自然や風習、人々との触れ合いを通して作品にその感性を反映して創作しておられるのでしょう。。。。
その作品は、まるで魂からの創作が叶っているような幸せな作品として私の目には映りました。
創り手の心と作品がぴったりと調和して、ズレのない幸せなハーモニーを感じる気持ちの良い作品なのです。
昨今は私も含めて心にノイズの多い時代。久高島のようにノイズの少ないクリアな環境と、山崎さんの純粋な心が作品に自然と現れています。ポストカードの裏にはシンプルな言葉で表現されたメッセージがあり、絵と合わせて感動できます。
同じ画家として、その創作自体が魂からの創作である場合、説明は難しいのですが理屈抜きで直感的にわかります。表面的な表現ではなく、静かで深い自分自身の内側の宇宙と繋がってつくられたものには、共通の色彩と響きが調和して存在しています。音楽の様に心に真っ直ぐに伝わる、幸せな言葉にならないメッセージに満ちているのです。
アーティストにとって、作品はいつでも怖いくらいに自分自身を映し出す鏡です。
だからこそ自分自身の中のノイズを無くして透明になり、無意識に世界と一つに溶けていく瞬間に産み出されたものが、素直な魂からの創作となり多くの人々に「個」を超えて響いていくのではないでしょうか。
今回の沖縄への旅で魂からの創作が叶っているアーティスト山崎さんの作品を観れてとても素晴しい刺激を受けとれました。
その刺激や心の栄養がいつか自分自身や作品にどんな風に反映されていくのかが楽しみです。
私もまだまだ4人の子育て全盛期のため賑やかすぎる日常のノイズ満載ですが(笑)たまには心を落ち着けて魂からの創作が叶うように精進しよう!とやる気が出てきました。
偶然にも出逢えた山崎さんの作品は、自分的には今回の旅の大きなギフトでしたのでご紹介させて頂きました。
皆さんも久高島という神聖な環境で創られる山崎さんの作品を楽しんでくださいね。
山崎紀和さん、ありがとうございました!
素晴らしい作品に感謝と尊敬を込めて。
山崎紀和HP http://yamazakinorikazu.com
FBページ https://www.facebook.com/yamazakinorikazu.kudakajima/
ポストカード https://tokaraya.official.ec/?fbclid=IwAR1oapGzi0CDrUXy3UGM_C8zqi51oqSMUYuLHLIm6D-wDJYxj9KNbvpYKqo
琉球王国の聖域 「斎場御嶽」と神の島「久高島」について。